元賢法師 / げんけんほうし
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鼓山元賢和尚は、俗姓を蔡、字は永覚、福建の人で、明末清初の僧である。幼少時は儒学を学び、二十歳のとき『法華経』を聞いて仏学へ転じた。二十五歳で『楞厳経』『法華経』などの典籍を研究し、寿昌無明禅師を訪ねて教えを求めた。四十歳で寿昌寺において出家し、その後博山に赴き無異元来に従って参学した。四十五歳のとき福建へ帰る途中、剣津で頓悟し、金仙庵に駐錫して三年間蔵経を閲した。五十歳以降は建安の荷山、福州の鼓山、泉州の開元寺、杭州の真寂寺などの寺院で住持を歴任した。その禅学は無明慧経に承け、律学は聞谷広印より伝えられた。