馮湘碧、広東省鶴山の人。羅佩瓊に師事し、経史文章を学んだ。詩作では、五律において晚唐の古詩に似た陶渓や謝安の風格を持つ。絵画では、宋元の名家を遠くに追い、清の湘老人に近いスタイルを採用しつつ、自らの意を加えている。彼の描く山々、泉、滝は、層峦や変化に満ち、壮大で豪放な気概を感じさせる。これを成し遂げるには、胸襟が高遠で広大でなければならないだろう。
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