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施定夫 / していふ

  • 施定夫、名は楨、字は廷輔、日本に渡った後に字を定夫とした。浙江省嘉興生まれ。人物、仙女、花鳥の絵を得意とする。中年頃に日本に渡る。初めは錢慧安に学んだが、その後錢派を捨て、独自の一派を確立する。書道や詩にも優れている。彼は様々な流派の長所を生かしながら、独自の画風を築いた。花鳥画においては嘉興画派の張熊や朱俑の技法を受け継ぎながら、独自の工夫を加えている。

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