汪思温 / おうしおん
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汪思温、字は汝直。四明鄞県(現在の浙江省寧波市)出身。政和2年に進士となり、太府少卿に任命された。善行を好み、困窮している人々を助け、特に「一時的に公衆に寄宿し、困窮して自力で生きられず死んでしまい、葬儀を手配することができない者」に対して後事を取り計らい、村人たちに称賛された。後進を支援することを好んだ。息子の汪大猷は紹興15年に進士となった。楼璩の妻は汪思温の長女であった。汪思温が亡くなった後、史浩がその行状を記し、孫覿が墓誌銘を記した。