閻松父 / えんしょうふ
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閻松父、名は磊。揚州出身で、山水画、人物画、花鳥画、動物画に秀で、造詣が深まった。抗戦が始まると、四川に亡命し、画筆で民衆を覚醒させ、万県の街頭に百点以上の抗日宣伝画を展示した。これにより馮玉祥将軍から賞賛を受けた。晩年には牛や虎の絵を得意とし、技法においては歴代の名家の長所を吸収し、墨を湿ったまま使って色を破る手法を駆使し、斑点や毛の色墨が一体となるように描くことで大きな成果を上げた。美術界では「閻老虎」として称賛された。