LUCIE RIE / ルーシー・リー
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ルーシー・リー、20世紀後期のイギリスを拠点に活動した、オーストリアのウィーン出身の陶芸家。轆轤によって生み出される優美で緊張感のあるフォルム、象嵌(ぞうがん)や掻き落としなどによる独自の文様、釉薬のあたたかみのある色調が特徴的である。ブリュッセル万国博覧会(1935年)とミラノ・トリエンナーレ(1936年)で金メダル、パリ万国博覧会(1937年)で銀メダルを受賞、1951年 - ロンドンのバークレー・ギャラリー (Berkeley Gallery) でハンス・コパーと共同展。1972年 - ハンブルク美術工芸博物館で『Lucie Rie - Hans Coper Keramik』展。1989年 - 草月会館と大阪市立東洋陶磁美術館で個展。1994年 - メトロポリタン美術館でハンス・コパーとの共同展。