ALBERTO GIACOMETTI / アルベルト・ジャコメッティ
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アルベルト・ジャコメッティ、スイスの彫刻家・画家。19年にジュネーヴの美術学校に入学し、その後、22年にパリへ移住。彫刻家のアントワーヌ・ブールデルに師事する。この頃、パブロ・ピカソ、マックス・エルンスト、ジョアン・ミロらと交流。シュルレアリスムの影響を受けながら、動物の骨を連想させる、木やワイヤーからなる彫刻作品を制作する。30年代よりシュルレアリスムと決別し、具像彫刻に回帰。見えるものを見える通りにかたちづくり、描かれたものの本質に迫ることを追求し、第二次世界大戦後の47年頃より、弟のディエゴや日本の哲学者・矢内原伊作などをモデルに試行錯誤を行う。そして、身体を細長く引き伸ばした新たなブロンズ彫刻を確立する。