張光斗 / ちょうこうと
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張光鬥(ちょう こうとう)、原名は張金耀(ちょう きんよう)、河南省西平出身の著名な中国画家です。彼は上海美術專科學校(現在の上海美術学院)の芸術系を卒業し、劉海粟(りゅう かいそく)に師事して画技を学びました。張光鬥は、蘭竹、草虫などの題材を得意とし、その精緻で生き生きとした筆致により高い評価を受けています。彼の画風は、細密でありながらも詩情豊かな表現を持ち、蘭竹画においては非常に独自性があります。また、草虫画でも、その生命感あふれる表現と繊細な筆使いが特徴です。張光鬥の作品は、国内外で広く認められ、日本には「光鬥研究会」なる団体が存在するとされ、彼の作品への評価がいかに高いかを物語っています。