MARCEL DUCHAMP / マルセル・デュシャン
-
マルセル・デュシャン、フランス出身の美術家。20世紀美術に決定的な影響を残した。14歳の頃から絵画に取り組み、印象派の影響を受けた風景画などを描いた。1912年、キュビスムや未来派を思わせる《階段を降りる裸婦 Ⅱ》を制作。その翌年から従来の絵画を離れ、「美的無関心」を基準として選ばれた自転車の車輪、ビン掛け、シャベルなどの既製品を作品化し、「レディメイド」の概念を打ち出した。