崔子忠 / さいしちゅう
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崔子忠は明代の画家で、初めの名前は丹、字は開予、後に子忠と改名し、字は道母、号は北海、また青蚓とも称された。晩明の時代の人物である。人物画や仕女画を得意とし、肖像画も巧みに描いた。題材は仏画や伝説故事に多く取り、画風は唐宋時代の古風を受け継いでいる。特定の師匠に師事せず、比較的独立した画家であった。筆墨や設色には古意が漂い、構図や造形には奇趣を追求し、超凡で独特なスタイルを持つ。彼は同時代の変形主義の大家、陳洪綬と並び称され、「南の陳、北の崔」と呼ばれた。