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野又穫 ( b.1955 - )
会員限定
アクリル、キャンバス 額装 1988年
来歴:関東、個人コレクション
出版:「Nomata Minoru Paintings 1986-1996」MSD Japan、1995年
野又穫は、絵画、立体、版画、ドローイングなどを通じて「空想建築」をモチーフにした作品を展開してきた。近未来的でありながら回顧的でもある構造物や人影のない風景は、鑑賞者を時間と空間を超えた世界へと導く。作品に「正解」を設けず、鑑賞者に解釈の自由を委ねることで、内なる宇宙を発見する契機を与える。 幼少期に触れた工場の煙突や鉄塔、両親の染物業による伝統意匠、そして1960年代東京の都市開発は創作の基盤となった。東京藝術大学在学中にはチャールズ・シーラーやトーマス・バイルレの作品に出会い、建築を思考を体現するモチーフとした。さらにフィリップ・K・ディックやブライアン・イーノらの影響を受け、40年以上にわたり都市の記憶と未来像を描き続けている。
100.0×80.0cm
(39 ⅜ × 31 ½ in.)(F40)
2025/10/23
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