1820
梅原龍三郎 ( 1888 - 1986 )
会員限定
油彩、キャンバス 額装
印「龍」。
東京美術倶楽部鑑定委員会発行鑑定証書。
梅原龍三郎は、日本を代表する洋画家の一人であり、京都府京都市下京区に生まれた。フランスに渡って油彩画を学び、桃山美術、琳派、南画といった日本の伝統的な美術要素をヨーロッパの絵画技法の中に自在に取り入れた。鮮やかな色彩と力強い筆致を特徴とするその作風は、やがて装飾性の高い独自の表現へと結実する。1939年前後には北京をたびたび訪れ、滞在制作を行った。古都の建築、城壁、そして広がりのある景観は、彼の風景画に新たな展開をもたらし、紫禁城や北京の都市景観を主題とする一連の作品を生み出す契機となった。同時期には、中国女性を描いた人物画も数多く手がけ、いわゆる「姑娘(グーニャン)」像として知られるこれらの作品には、異国的モティーフへの関心と鮮烈な色彩表現が色濃く反映されている。
静物、風景、人物といった多様な主題に取り組むことで、梅原は昭和期の日本洋画壇において重要な地位を占めるに至り、近代日本美術における確固たる位置を築いた。
45.7×38.4cm
(18 × 15 ⅛ in.) (F8)
2026/04/25
会員サインイン