1813
草間彌生 ( 1929 - 2026 )
会員限定
ミクストメディア 1993年
底にサイン。
来歴:1.1993年、ヴェネツィア・ビエンナーレ開催中に作家本人より贈呈
2.イギリス・ブリストル、Lougher Contemporary
3.現所有者が上記より取得
草間彌生は、戦後日本を代表する前衛芸術家の一人であり、絵画、彫刻、インスタレーション、ハプニング、文学など幅広い分野で独自の芸術世界を築き上げた。1957年に単身渡米し、ニューヨークを拠点に制作活動を開始。1960年代には、水玉模様や反復的な視覚表現によって注目を集め、ミニマル・アート、ポップ・アート、フェミニズム、反戦運動などの芸術潮流とも交差しながら、国際的な評価を確立した。草間の作品には、幻覚や強迫観念に由来する水玉や網目模様、カボチャなどのモチーフが繰り返し登場し、自己と宇宙、現実と幻想の境界を曖昧にすることで、没入感のある空間を生み出している。こうした表現は、幼少期から経験してきた精神的な苦悩とも深く結びついており、本人は芸術を「生きていくための手段」と語っている。その作品は、ダラス美術館、ハーシュホーン博物館、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、テート・モダン、ポンピドゥー・センター、金沢21世紀美術館、大阪中之島美術館など、世界各地の主要美術館に収蔵されている。草間彌生は、現代を代表する最も著名で影響力のある女性芸術家の一人として国際的に知られている。
草間彌生の「かぼちゃ」は、絵画や彫刻、インスタレーションに繰り返し登場する代表的なモチーフである。1993年、草間は第45回ヴェネチア・ビエンナーレに日本代表として参加し、日本館では《ミラー・ルーム(かぼちゃ)》を発表。国際的な舞台で草間の作品が再評価される重要な機会となった。本作はその1993年に制作された小型の「かぼちゃ」で、ヴェネチア・ビエンナーレの会期中に草間本人から贈られたもの。黄色の表面を大小の黒い水玉が覆い、極めて小さな立体でありながら、丸みを帯びた形態、水玉、色彩の反復によって、草間の「かぼちゃ」をめぐる造形的特徴が凝縮されている。
H:2.8cm D:3.0cm
(H:1 ⅛ in. D:1 ⅛ in.)
2026/10/21
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