1956
会員限定
木版画
①歌川広重《江戸名所図会》
②月岡芳年《東海道 石部》1863年
③月岡芳年《月百姿 たのしみは夕顔だなのゆふ涼 男はててら女はふたのして》1890年
④月岡芳年《教訓善悪図解》1880年
歌川広重は、江戸後期を代表する浮世絵師の一人であり、日本の風景版画を大きく発展させた作家である。1830年代より風景画に本格的に取り組み、《東海道五拾三次》をはじめ、《木曾海道六拾九次》《名所江戸百景》などの連作を制作した。大胆な構図や俯瞰的な視点、繊細なぼかし摺りによって、季節や天候、都市と自然の情趣を詩的に表現したその作品は、19世紀後半のジャポニスムを通じて西洋にも大きな影響を与えた。
月岡芳年は、幕末から明治にかけて活躍し、「最後の浮世絵師」と称される近代浮世絵の巨匠である。初期には武者絵や無惨絵で注目を集めたが、次第に歴史画や美人画、詩情豊かな作品へと作風を深化させた。代表作《月百姿》《新形三十六怪撰》では、卓越した人物描写と心理表現、叙情性を融合し、伝統木版画の新たな境地を切り開いた。その革新的な表現は近代版画への橋渡しとなり、今日も国内外で高い評価を受けている。
assorted sizes
2026/10/21
会員サインイン