京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ
2025.5.12
【会場】
京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ
【会期】
2025年4月25日(金)~9月7日(日)
前期:4月25日(金)~6月29日(日)/後期:7月1日(火)~9月7日(日)
※本展は前期・後期で作品を全点入れ替えます。
【時間】
10:00~18:00(最終入場は17:30まで)
【休館日】
月曜日(ただし、4/28、5/5、7/21、8/11は開館)
【観覧料】
一般:2,200円(2,000円)
大学・高校生:1,400円(1,200円)
中・小学生:600円(500円)
※未就学児無料(要保護者同伴)
※価格はすべて税込み
※( )内は前売、20名以上の団体料金
※障害者手帳等ご提示の方は本人及び介護者1名無料(障害者手帳等確認できるものをご持参ください)
【概要】
世界的前衛芸術家・草間彌生(1929~)の版画の世界を紹介します。
草間彌生は1993年第45回ヴェネチア・ビエンナーレにおいて、日本を代表する作家として世界の舞台へと立ちますが、その前段で積極的に版画制作に取り組んだことも、現在の評価につながる大きな原動力となりました。
草間彌生は1979年に版画作品を初めて発表します。そこには米国から帰国後の死や苦悩をテーマにした作品とは対照的に、華やかなモチーフが色彩豊かに表現されています。それまでの抽象的な表現に加え、南瓜、ドレス、葡萄、花や蝶など日常的なモチーフが網目や水玉で構成され、明瞭な色彩をまといます。網目や水玉の増殖が創作活動の根幹にあった草間と、複製芸術である版画は必然的に出合ったと言っても過言ではないでしょう。
近年は、富士山を主題に浮世絵の木版画の技法を用いた連作や、モノクロームの大型シルクスクリーン作品「愛はとこしえ」シリーズなど、特徴的な作品を発表しています。
本展覧会では、世界最大級の草間コレクションを誇る草間彌生の故郷・長野県松本市にある松本市美術館が所蔵する版画作品から厳選した作品に作家蔵の作品を加えた約330点で草間彌生の版画芸術の魅力と軌跡を展観します。
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