陳年 / ちんねん

• 陳年、浙江省山陰(今の紹興市)生まれ。家庭環境が貧しく、幼いころ独学で詩や書道を学ぶ。吳昌碩を師として崇拝している。40歳になり北京に移り、北京図書館で働き、のちに北平芸術専科学校で教鞭をとる。花や風景、書道、篆刻が得意。中国美術家協会理事、北京画院副院長、中国画研究会会長を務める。

• 関連作家

  • 金城

    金城（1878～1926）,中国近現代画家。字は鞏北、拱北、号は北樓、藕湖。浙江省呉興出身。読書人の家庭で生まれ、幼い頃から絵画を好む。

  • 肅親王

    肅親王、字は艾堂、愛新覚羅氏、満州鑲白旗生まれ、第10代粛親王善耆。清朝末期の皇族、大臣。

  • 貢王

  • 羅振玉

    羅振玉、字は叔言，一作叔蘊，号は雪堂，貞松老人、浙江省上虞生まれ。書道は篆書、隸書、楷書、行書が得意である。皇帝文書の保存や、敦煌唐写本の整理、漢晋木簡の研究など学術上でも貢献している。

  • 呉昌碩

    呉昌碩（1844 —1927）、清時代後期の有名な書画家、篆刻家。字は昌碩、号は苦鉄、浙江省安吉生まれ。少年時代に父の影響を受け、書や印刻を好きになる。呉昌碩は花卉を描くのが得意で、筆の動きや構図など、独特な画風を持っている。墨筆では梅や牡丹などの花や木、石などは高貴で美しく、筆使いは勢いがあり生命の息吹を感じられる作品になっている。