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RENÉ MAGRITTE ( 1899 - 1967 )
会員限定
油彩、キャンバス 額装 1923年
サイン、制作年。
ベルナール・ド・ローノワ(マグリット委員会事務総長)発行鑑定書。
来歴:1. ベルギー、マリウス・デルソー(作家より贈呈、1923年)
2. マリウス・デルソー親族
3. 東京銀座某画廊
本作品は、ベルギーのシュルレアリスムを代表する巨匠ルネ・マグリットが、1923年にマリウス・デルソー司令官へ贈った肖像画である。マグリットは1920年12月から1921年9月までベルギー軍に従軍し、ブリュッセル、アントワープ、ブールハ=レオポルド近郊のベヴェルロー兵営、アーヘン近郊などに駐屯していた。その間、彼は芸術活動を継続しながら、司令官であるデルソーに世話になり、感謝の意を込めて本作を制作したと伝えられている。マリウス・デルソーは、第一次世界大戦後に主にブリュッセルおよびベヴェルロー兵営で勤務しており、二人はこの時期に交流を深めたと考えられる。なお、マグリットは本作品以外にも複数の軍人の肖像画を制作しており、1921年にはアルベール・タホン大尉の肖像画を手がけている。
本作品の真正性は、2020年11月25日にブリュッセルでマグリット委員会(Le Comité Magritte)によって正式に認定されている。委員会は詳細な審査を行い、作品の来歴と芸術的価値を確認し、本作がマグリットの真作であることを証明した。作品は1923年に制作されたキャンバスに油彩の肖像画であり、サイズは55×40cm。マグリット初期の作風を色濃く反映し、独自の表現が際立っている。
本証明書には、マグリット委員会事務総長であるベルナール・ド・ローノワの直筆署名が記されており、学術的研究の貴重な資料としてだけでなく、美術市場においてもその価値を保証する極めて重要な証明書となっている。
ルネ・マグリットは、ベルギー・レシーヌ出身のシュルレアリスムの画家。マグリットの作品では物やイメージを本来あるべき場所から別の場所へ再配置したり、互いに関係の無い物同士を出会わせて意外性を引き起こすデペイズマンの手法が多用され、超現実的な世界がつくり出されており、後のポップアートや広告デザインの世界などにも大きな影響を与える。
55.0×40.0cm
(21 ⅔ × 15 ¾ in.) (P10)
2025/04/19
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