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荒木高子 ( 1921 - 2004 )
会員限定
シャモット、砂、シルクスクリーン
来歴:大阪某画廊
荒木高子は、独自の聖書陶芸作品で広く知られている。「聖書」シリーズでは、陶とシルクスクリーンを用い、彼女の聖書に対する深い考察を映し出している。陶器の上に一頁ずつ聖書を制作し、シルクスクリーンで文字を印刷するという革新的な手法は、聖書の断片化や風化を象徴すると同時に、宗教的テキストへの深い探求を示している。これらの作品は、宗教と現代美術の交差について考察を促すものとなっている。1979年には、「黄金の聖書」「砂の聖書」「燃え尽きた聖書」の三部作が第5回日本陶芸展で最優秀作品賞を受賞し、日本国内外で高い評価を獲得した。独自の技法と深い精神性を兼ね備えた彼女の聖書シリーズは、美術界において高く評価され続けている。
H:11.5cm L:22.0cm W:15.0cm
(H:4 ½ in. L:8 ⅝ in. W:5 ⅞ in.)
2025/04/19
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