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井上有一 ( 1916 - 1985 )
会員限定
墨、和紙 パネル 1977年
サイン。
CR77200
海上雅臣サイン付き証明書。
本作に書かれているのは、自由律俳人・尾崎放哉の句「へちまがワラッタような圓右が死んだか」である。落語家・三遊亭圓右の死を、笑うへちまにたとえている。
来歴:大阪某画廊
出版:1.「井上有一全書業Vol.3」P.124、CR77200、UNAC TOKYO
2.「井上有一展」蝸廬美術館、2022年
展覧会:1. 未発表作品展12(東京/ウナックサロン)1991年
2. 井上有一展(大阪/蝸廬美術館)2022年9月
井上有一、1916年東京生まれ、20世紀後半の日本を代表する芸術家である。彼は、丸坊主で巨大な筆を振りかざし、墨を飛び散らせ、地面に這い、転がり、まるで周りに誰もいないかのように作品を作り上げる、荒々しく自由奔放な人物としてよく知られている。「昼間は普通の学校教師、家では前衛芸術家」と、彼を知る人々は彼を評した。日本が高度経済成長に酔いしれる中、彼は無名のまま、しかし着実で純粋な生き方を貫き、やがて日本を代表する芸術家として、自らを研鑽し、世界の美術史に足跡を残す存在となった。
74.0×121.0cm
(29 ⅛ × 47 ⅝ in.)
2025/10/23
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