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菅井汲 / すがいくみ

  • 菅井汲は神戸生まれの洋画家・版画家で、1952年にフランスへ渡った。日本画を学んだ経験を持つ彼の作品は、東洋的なエキゾティシズムをたたえたものとしてパリの美術界で高く評価された。当初は象形文字のような形態を描いていたが、1962年頃からは幾何学的な形態を明快な色彩で描く作風へと一変した。無類のスピード狂としても知られ、愛車ポルシェでの高速走行をこよなく愛した。時速200キロを超える走行中に目に焼きつく光景や流動する色彩の感覚は、しばしば彼の創作に直結し、疾走感あふれるモチーフや構図として作品の中に結実している。

  • 関連作家

    • アンディ・ウォーホル

      アンディ・ウォーホル、アメリカの美術家。ポップアートムーブメントを率いた20世紀を代表する芸術家。ウォーホルの美術においては非常にさまざまなメディアが利用される。ドローイング、ペインティング、シルクスクリーン、写真、版画、彫刻、映像、音楽など数えるときりがない。また、1984年に発売されたアミガ社のコンピューターを利用したコンピュータアートの先駆者でもある。

    • 津高和一

      津高和一、日本の洋画家、詩人。簡潔な抽象表現で国内外で高い評価を得る。1946年に行動美術協会展で作品を発表。1956年初頭までは具象だったが、その後は独特の詩情ある抽象画へと転向。1960年ニューヨーク・グッゲンハイム賞美術展出品。1969年から大阪芸術大学美術学科教授を務め、翌年名誉教授となる。主な収蔵先:ニューヨーク近代美術館、大英博物館、サンパウロ現代美術館、東京国立近代美術館

    • 加藤文彥

    • 安藤忠雄

      安藤忠雄、日本の建築家。大阪生まれで、独学で建築を学び、安藤忠雄建築研究所を設立。一級建築士、東京大学特別栄誉教授。コンクリート打ちっ放し建築を主に住宅や教会、ホテルなど国内外に数々の作品を発表。 「住吉の長屋」(1976年)、「光の教会」(1989年)、「ベネッセアートサイト直島」(1992年)、「淡路夢舞台」(2000年)、「こども本の森 中之島」(2020年)などの代表作が知られる。

    • 篠田守男

      篠田守男、東京都目黒区生まれの彫刻家。鋼鉄線の張力と圧力で金属塊を中空に固定させるTC(Tension and Compression)シリーズで知られる。今も現代美術の第一線で活躍し続ける彫刻家。TCのコンセプトは、1958年のバックミンスター・フラーの建築理論との出会いから発想を得たもの。他に類をみない独創的表現は、1966 年のヴェネツィア・ビエンナーレ出品にみられるよう国際的にも高く評価されている。

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